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mimi,jean,petite capi et mon chapeau* パリの日々 2000年からの猫さんと…France生活&帽子製作日記       http://www.mimi-miyuki.webs.com/

Exposition des photos des animaux abandonnes:見捨てられた福島の動物達写真展

11日に行われた星 広志さんの「Exposition des photos des animaux abandonnes:見捨てられた福島の動物達写真展」です。

おかげさまで沢山のフランス人、在仏日本人の方々にきて頂けました。ただ、郊外ということで、パリ市内なら、もう少し集まったかなという感じです。

色んな方とお話し、自分自身、いろんな意味で考え方がかわりました。とても良かったです。

写真を幾枚かだけ掲載します。数点、酷い写真がありますが、あえてはずしましたが最後の1枚は、現実を知っていただくために載せさせて頂きます。わたしの中には、ここ数ヶ月、ずっと何度も見てきたショックな写真です。頭に焼き付いてる1枚です。(見たくない方は、その写真の前に*マークを入れておきますので、最後だけ見ないでくださいね)


これらの動物を助ける為に支援協力をお願いします。 500円でも、ペットフードが1袋変えるはずです。。。
寄付金のお問い合わせは Leo@mail.rossam.com



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フランス人のおばあちゃんが「人間が起した事故だから、被災者は人間が助けてくれるけれど、動物は後回し。。。何の責任も無い動物を助けるのは人間しかいないのに」って涙流しながら、話していました。。。

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星さんFAMILYが毎週、福島に行き、餌を与え、また、沢山の動物を保護してくれています。



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豚の兄弟です。


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ダチョウも、パークがあったので数羽残っています。


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ココアちゃん、生きてますように。


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豚も犬も牛も、まだまだ沢山取り残されています。


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救助された犬たち。うれしそう。


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この写真展で、星さんの本は完売。

この本のご購入は…ココをクリック
沢山の動物が助けられます。宜しくお願いします!

本の前書き…「私が福島に通い始めて10か月が過ぎました。思いを馳せれば、自分が福島生まれであったこと、福島の一番津波の被害が大きかった相馬と新地で幼いころを過ごしたこと、母方の親類がほとんどいた地域がこの津波で消え去るなど、記憶にのこる場所のすべてが失われてしまいました。
4月に被災地を訪ね、目にした光景は、車に寄ってくるたくさんの動物たちでした。3月12日と14日に福島第1原子力発電所では、大きな爆発が起こり、家や飼い主を失った動物たちは、それでも人間を信じて待っていました。そして、東京から故郷の福島を訪ね、家族3人で動物たちに餌をやりに行ったのが、この運動のきっかけでした。
4月22日、管直人首相は突然、警戒区域内の立ち入り禁止を布告しました。あの動物たちが見捨てられる、あの繋がれた動物たちを助けなければならないという焦り……。しかし、前に立ちはだかるバリケード。そして、私たち家族は、4月28日にバリケードを突破し助けに入りました。それは、一介の庶民にとっては犯罪です。捕まることが当たり前の状況の中で、あえて罪を犯すことに決めました。
その日救った三つの命、それがこの福島のレスキュー物語の原点です。フェンスに首を入れたまま死んだ犬、私たちはその前で泣きました。人間が、これほど恐ろしいものであることを知りました。そのとき、私たちだけは、最後まで福島のこの小さな命を見捨てないと誓ったのです。あれから、延べ80日間も警戒区域に入りました。多くの仲間も増えましたが、すべて個人の有志です。
6月、フォトグラファーのディビッド・グッテンフィルダーとの出会い。彼を連れて、福島第1原子力発電所の中にいた2匹の犬を救いました。7月、彼は第2政府隊と言われた、獣医師チームの捕獲にも参加しました。そして、我々からも10名以上のメンバーが応援隊として参加しました。これでもう動物たちは救われると思った矢先、たった2日の活動で解散。国は動物たちを助けることを本気で望んでいないと知ったときでした。

義援金争奪を巡る、動物愛護団体同士の醜い争いや妨害にもあいましたが、我々のチームはそんなことには目もくれず、一心に救出を行いました。動物救援本部の6億円もの義援金という利権を巡る中で行われた、福島シェルターと一時帰宅支援という虚像は、わずか犬350匹と猫250匹を保護しただけでした。それに対して、3月11日から4月22日までに民間愛護団体は、約1500匹を保護しましたが、それでも救出されたペットはわずか10%程度のものでしかなく、それ以後の救援はほとんどありません我々は、警察に見つかったときは、発電所に向かって逃げるのが習わしでした。そうすれば捕まらないということを経験で学びました。誰も来ない発電所の近くで、我々のチームは、放射線を浴びながら、星空を眺め野営していましたが、まさに死人の街でした。

あの4月22日の立ち入り禁止のときから、12月まで100匹あまりの動物たちを救いました。100の命を救うことにどれだけの労力と時間、費用をついやしたことか……。
そして、facebookとの出会い。私たちは警戒区域の情報を流し続けました。言論統制の中で、唯一情報を流しても安全なところがfacebookでした。最初に反応してくれたのは、アメリカの愛護団体の皆さんでした。その輪は、日本の皆さんにも広がりました。今では、「星ファミリー」(HOSHI FAMILY)の名を知らない愛護家はいないほど有名になりました。googleのリンク数では、日本財団や動物救援本部をも上回るまでになりました。そして、多くの個人有志が集まり、日本だけでなく、私が撮影した4千枚の写真を世界中の方が共感して写真展を催してくださいます。
これだけ多くの方が、福島の動物を通じて悲しみ、私たちの運動を支援してくれていますが、その思いは未だに国には通じません。私たちは、動物のみならず、生きるという尊厳の答えを求めて、今週も福島にレスキューに通います。この日本で一番小さな個人チームの望みは、全頭救出。その願いは永遠と続いています。
この本を、警戒区域で朽ち果てた多くの動物たちと、運動を支えてくれたfacebookの3千人の皆さん、その他、多くのインターネットの同胞たちに捧げます。
  
2011年12月25日  星 広志」

  ***この下に無残な写真1枚ありますので、見たくない方は、ここでとめてください。


無残だけど、現実です。柵の向こうのボウルの餌を食べようとして顔を突っ込んだまま、亡くなったわんこです。「エサもあり、すぐ食べられそうで食べられない。このわんこは、小屋の中の犬を慕ってこの場を離れることもできなかったのだと思います。そして、目の前のエサからも離れられなかったのです。」
このわんこの死が無駄にならないように、1匹でも多くの
動物が助け出されますように。
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by mimijean | 2012-03-17 03:07 | exposition* musée