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mimi,jean,petite capi et mon chapeau* パリの日々 2000年からの猫さんと…France生活&帽子製作日記       http://www.mimi-miyuki.webs.com/

qu'est ce que vous m'avez fait?!-あなたは私に何をしたのですか?!-

前回の続きです。

頭痛の事をお友達に話すと、「肩こりひどいから、それの頭痛だよ。osteopathieに行きなよ。」と言われました。この友人は私の肩こりを知っているので、以前から何度もosteopatieに行くように言われていました。

このosteopatieって何科なのか…。友達の説明では、はっきり分らない。辞書を引いてもosteo-(骨の意)しかない。
なんだか、マッサージとかしてくれるみたい。でも、それならkine(マッサージなどの運動療法)なの?ってきくと似てるけど違う。kineは筋肉でosteは骨の療法かな。」ですって。

このosteは、健康保険がきかないから、実費負担。
お友達が紹介してくれた先生は、70eurosするらしい。結構なお値段だけど、病気にかえれないしと思い、予約を入れました。

午後1番の診察で、待合室には誰もいません。(しかし、私の診察後、この待合室は、満杯でした)
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診察室に入ると、なかなか素敵な先生。緊張した~。

まず、問診。
そして、診療台に仰向けになり、先生は、私の頭の方に座られました。そして「私はマスクをつけます」と言われ??どこに?口かな?いや歯医者じゃないし…。目?
確認できませんが後で考えると目隠しをしてたのかなと思いました。

仰向けになったものの、最初の数分は何もせず。何してるんだ?と思ってたら両耳あたりが熱くなってきた。先生が何か手を耳あたりに近づけてる感じがしてならない。

そして、その後、先生の両手は私の首の下に置かれました。そうちょうど支える感じ。でも、押してるわけでもなく、手の上に私の首をのせてるだけ。
その手が、上下に微妙な動き。それが1時間…。
最初、「しまった。こんなので70eurosとは!!家で寝てるのと同じじゃない!これなら、日本人のマッサージに50euros払った方が良かった…」と後悔。

そのうち、退屈なので眠ってしまった…。1時間後、「はい、今日は終わりましょう。」の言葉で目覚めて立ち上がると、体の中がなんだか空っぽになった感じ。軽い。肩と首の痛みがない!!
何が起こったのか?頭が真っ白。

先生は「あなたの体はすごく凝ってるね」って。首に手をのせただけで、分るのかい!!とこれまた、不思議な発言をされた。
あまりに不思議な事だらけで、即先生に「qu'est ce que vous m'avez fait??」(あなたは何をしたのですか?)ときいてしまった。

医療用語があまり理解できずで説明が難解。
なんでも、アメリカで始まった療法でイギリスに渡り、最近やっと、フランスでも知れ渡るようになったらしい。日本ではまだそんなに知られてないらしい。体自体の痛い箇所を治すのではなく、その原因となる歪みや障害物を取り除き自然治癒を前提してる、何か体の神経の調整をしたみたいな事を言ってた事は分ったけど。

もう、今までにない不思議な体験。1時間にして体の痛みが取れたんだもの。考えられない!



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*この中庭の奥にキャビネ(医院)があります。


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*エントランスにさまざまな医師名が記載されてる。大抵は建物の入り口に、医者名や電話番号の書かれたゴールドの看板が上がっています。


*オステオパシー(Osteopathy)とは1874年にアメリカミズーリ州のカークスビル在住の医師アンドリュー・テーラー・スティル(Andrew Taylor Still)によって創始された。1899年にウィリアム・ガナー・サザーランドにより頭蓋縫合の関節運動の研究がなされ、頭蓋に対するオステオパシー療法という新しい分野が開拓された。

オステオパシーはギリシア語のOsteon(骨)とPathos(病理、治療)の2つを語源とし、日本では整骨療法と呼ばれていたこともあるが、骨のみを調整する手技とは異なり、骨格などの運動器系、動脈・静脈やリンパなどの循環器系、脳脊髄液の循環を含む脳神経系など、解剖学的あるいは生理学的な広範囲の医学知識の元に、手を使って治療を加える。しかし、単なる療法ではなく、オステオパシーとは、そのままでひとつの哲学であり、1. 身体全体をひとつのユニットとして考える、2. 身体の機能と構造は一体のものであると考える、3. 自然治癒力を鼓舞することを主眼とするなど、独特の医学体系を持つ。(wikipediaより)

by mimijean | 2010-04-05 07:02 | ma vie quotidienne